中綴じと無線綴じの使い分け
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
冊子をパッと見た時に印象を大きく左右するのは、紙の選択と綴じ方です。
他に、大きな要素として印刷方法の選択がありますが、「オフセット印刷」も「オンデマンド印刷」も違和感のない綺麗な仕上がりなので、部数に応じて価格の安い方を選べば問題ないでしょう。少部数の場合は「オンデマンド印刷」、大量部数の場合は「オフセット印刷」が安くて早いです。
・無線綴じVS中綴じ
綴じ方は、大きく分けて「糊を使う製本」と「ホチキスを使う製本」があります。糊を使う製本は、「無線綴じ」あるいは「くるみ製本」などと呼ばれ、本文のノドを特殊な糊で接着し、表紙用紙でくるんだものです。ホチキスを使う製本は、見開きの真ん中を折ってホチキスで留める「中綴じ」と、重ねたページのノド側数ミリのところをホチキスで留める「平綴じ」があります。「平綴じ」は、会議資料など簡易的な冊子によく使われる製本方法です。
書店で流通している書籍や、お店や文化施設、公共施設で配布している冊子はほとんど「中綴じ」か「平綴じ」で作られています。どちらもそれぞれのメリット、デメリットがあって、使うシーンによって分けるのが望ましいでしょう。
・写真集、アルバム
写真集や卒園アルバム、卒業アルバムは、写真を鮮やかに見せるために本文を厚めのコート紙などで印刷し、ページ数も数十ページはある場合が多いでしょう。そういった厚みのあるしっかりとした冊子を作る場合は、無線綴じがおすすめです。厚手のページがきれいに背でぴったりと糊付けされて、表紙でくるまれると非常に格好いい仕上がりになります。
・会社案内
会社案内も、写真やグラフをきれいに印刷できるコート紙やマットコート紙、アート紙などで刷り、無線綴じで製本するのが一般的ですが、中綴じで作っている企業もあります。ページ数が16ページ未満の場合は、背を無理に出すよりも中心をホチキスで留めてしまった方が綺麗に仕上がり、コストも安く済みます。中綴じの場合は見開きをいっぱいまで開けるので、ページ数が少ない場合は無線綴じよりも中ページが読みやすくなります。
・論文集、学会誌
論文集や学会誌は、さらさらした自然な風合いの上質紙や書籍用紙で本文を刷るのが一般的でしょう。上質紙や書籍用紙は薄くてしなやかな紙なので、どんな製本にも適していますが、あまりにも少ないページ数で無線綴じをしようとすると、やはり背が不格好になってしまいます。ページ数が16未満の場合は中綴じの方が綺麗に仕上がるでしょう。ページ数がたくさんある場合は無線綴じがおすすめです。中綴じの場合は中心のページが一番開きやすく、外側にいくにつれて紙のふくらみに押されてしまうのですが、無線綴じは全てのページが均一に開きやすくなります。
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