イベントで無料配布するペーパーの根強い人気
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
昔の同人誌は通販で入手するのが当たり前だった
インターネットが普及する前は、同人誌の頒布手段は通信販売が主流でした。
現代の感覚では信じられないかもしれませんが、一般の書店で販売している漫画・アニメ情報誌には同人誌通販のページが必ずありました。
サークルが印刷・発行した同人誌のジャンル、内容、価格などの情報とともに、自宅住所が普通に掲載されていたのです。
雑誌を見て「この同人誌欲しいな」と思った人は、そこに記載されている住所宛に、必要な金額の「無記名定額小為替」と、送り先である自分の住所・氏名を書いた「宛名シール」を同封し、先方に手紙を書いて通販の申し込みをしたのです。
インターネット全盛の現代では、同人誌の委託販売を行う書店がネット通販を行うことはありますが、個人では昔ほどには行われなくなっています。
サークル自作のインフォーメーションペーパー
古き良き時代は、同人誌の奥付にも発行者(同人サークル代表者や同人誌発行者)の住所が記載されていたものでした。
それに加えて、雑誌の同人誌通販のページに掲載されていたような内容を、B5やA5サイズの薄手の紙(55kgか70kg)に印刷して配布するという方法も好まれていたのです。
サークルの名刺のようなものですから、当然、無料で配布されるのが普通で、同人チラシ、同人ペーパー、インフォメペーパー、もしくはただの「ペーパー」と呼ばれていました。
今でいうTwitterやブログのように近況報告を書いて定期的に発行する場合もあり、同人誌即売会でもこのペーパーを置くコーナーなどが独自に設置されていました。
SNS全盛時代の新しいペーパーの形
インターネットのSNSによるコミュニケーションが当たり前となった現代では、ペーパーの文化は廃れつつありますが、未だに根強い人気はあります。
もっとも、もう自宅住所を堂々と記載する人はおらず、もっぱらメールアドレスやSNSのIDなどの情報などを載せる人が多いようです。
また、製本も昔ほど高額ではないことから、8ページ程度のフリーペーパー、フリーマガジン風の小冊子として作るやり方もあります。絵や文章の見本誌のようなものですね。
薄いので平綴じや無線綴じよりは中綴じが扱いやすくてお勧めです。
サイトやブログ、Twitter、pixivなどに載せればいい情報を、あえてペーパーという紙媒体で印刷することに意味があると考える人もたくさんいます。
頒布する同人誌のおまけ本として制作・無料配布するサークルもありますが、その場合はペーパーの本来の意味とは違う意味合いかもしれません。
コピー機やプリンターで簡単に作ることも可能ですが、せっかくなら同人誌を作る時のように印刷所でペーパーを作ってみてはいかがでしょうか?
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