「イシダ印刷の製本」がどこまで人を幸せにできるか
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
正直言って印刷業界の未来は厳しい状況であることは間違いありません。長きにわたって「受注産業」であるから、というのが理由のひとつ。15~16世紀、ヨーロッパに大きな社会的変革をもたらした「世界の三大発明」をご存知の方も多いでしょう。
そう、「羅針盤」「火薬」そして「活版印刷」です。「印刷」とはこれほど歴史が長く、必要とされて生き延びてきた、いわゆる恵まれた産業であるわけです。
そんな歴史があるからこそ、言われたままを印刷するだけで商売として成り立ってきました。しかしこの激動の時代、あぐらをかいてばかりではいられません。否が応でも進化しなければ生き延びることができない状況に追い込まれているといっても過言ではないでしょう。
ではどうしたらいいか。印刷業界に限らず、あらゆる業界の方は施策を考えていらっしゃることでしょう。
前にも書きましたが、イシダ印刷の目標でもあり、社会に貢献する目的として、そしてイシダ印刷が最も得意とする「教育界」により特化していくこと。
もちろんこれは進むべき道であると確信しています。それともうひとつ、どんなに注文が殺到するような忙しい状態であっても-これはもちろん嬉しいことなのですが-ていねいで正確な仕事をする姿勢を絶対に変えないこと。
例えば大量の注文が裁ききれずにスピードを重視して作業したとしましょう。
その時はそれでいいかもしれません。
しかしそのツケは必ずどこかに現れてきます。ミスや手抜きが発生することは、イシダ印刷にあってはならないことです。それを防ぐためには、どう考えても容量オーバーのお仕事は簡単には引き受けられない。ノドから手が出るほど欲しくても…です。
イシダ印刷は、どんな場合でもひとつひとつをお客さまと確認しながらていねいに仕上げる方を選ぶでしょう。
なぜここまでこだわるのか。それはやはり完成した本を使う方の顔が浮かんでしまうから。ミスがある、落丁がある製品を教育の場で使わざるを得ないなど、これほどやる気がなくなることはありません。「学びたい」「知識を得たい」と思う時、真新しい教材はその気持ちを後押ししてくれます。大切なところに下線を引いたりメモ書きしたり。学ぶほど本も自分も成長していく感覚。そのような大切なものを作らせていただいている幸せは他に変えられません。
使ってくださるお客さまの幸せな人生に荷担している、とも言えるのです。ちょっと大げさでしょうか。
私はそう思って日々仕事をさせていただいているのです。
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