「RGB」と「CMYK」の違いを見極めて活用する カラーの基礎知識(2)
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
前回解説した印刷にまつわるカラーの話の続きです。
「RGB」「CMYK」の違いや特徴について書いてきましたが、そもそも一般的にはあまり馴染みのない言葉ではあります。しかし、これから自分で本をつくってみたいという方にとっては、知っておいて損はありません。本のデザインを生かすためにぜひ今回もおつきあいを。
「RGB」と「CMYK」の大きな違いは「再現できる色の領域の違い」ということになります。つまり、パソコン画面で作成したものをプリンターで印刷した場合、パソコン画面で見ている通りの色にはならないということです。印刷するためにはRGBからCMYKへの変換作業が必要になってくるのです。もちろん最も近い色に変換されるわけですが、どうしても少しくすんだ色になってしまいます。
「Photoshop」や「Illustrator」を使ってチラシなどを作成する場合、なにも設定しない通常の状態ではRGBに設定してある場合がほとんどです。そのまま印刷をするとパソコン上でCMYKに変換されます。画面上と印刷物のカラー領域が違うので、見た目にもかなり違いがあることがわかります。
「つくりたい色」で印刷するために必要なことは?
「思っていたのとは色が違う!」というようなことにならないためにも、制作過程から気をつけておいた方がよいと思われることがいくつかあります。
例えば「Photoshop」であれば、まず新規ページを開こうとする時点で「画像モード」というメニューがあり、そこでいくつかの項目の中から「CMYK」を選ぶことができます。制作途中であっても、上部に表示されているのメニューの中から「イメージ」→「モード」で「CMYKカラー」を選ぶことができ、画面上で変換されます。
このように、始めから紙に印刷することが決まっているような制作物の場合は、その工程の中でCMYKカラーを意識しておくことができます。しかしデザインソフトによってはRGBでしか使えないフィルターもあったりしますので、なかなか実際の色を確かめることは難しいかもしれません。
印刷会社にもよりますが、CMYKしか対応しませんというところもあるようです。イシダ印刷の場合はどちらにも対応しています。仕上がりのカラーが心配だという方には、色校正をご確認していただけるシステムもございます。私としては、ぜひ皆さまに納得のできるカラー印刷を体験していただきたいと思っております。ぜひイシダ印刷にご相談ください。全力で対応させていただきますよ。
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