より高級感のある仕上がりにする「片面PP加工」 ~オプション加工について知ろう(3)〜
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
イシダ印刷では、パソコンやスマートフォンをお持ちであれば、ご注文いただく前に「御見積」フォームをご利用いただくと便利です。わざわざ足を運んでいただいたり、電話でお問合せしていただいたりしなくても、インターネット上でおおよその費用をご提示しています。
予算があらかじめ決まっている場合などは、紙の種類やページ数、印刷部数を調整しながら仕様を決めていただけますので、大変便利です。
ただし、「御見積」フォームにはさまざまな選択項目や決定事項を入力していただく必要があります。
「御見積」フォームについてのオプション解説シリーズ、今回はオプション加工の項目の中の「片面PP加工」についてです。「PP加工」の「PP」とは、ポリプロピレンフィルム(Poly-Propylene Film)のこと。ポリプロピレンとは主におもちゃや文房具、シャンプーの容器などに使われており、日用品としては皆さまの生活になじみ深いプラスチック素材のひとつです。速乾性があるという特徴を持つことから、衣類やオムツなどの繊維素材としても使われています。
また強度が高いという特徴もあり、見た目にも透明性が高いので、デザイン加工をする上でも重宝されています。容易に薄く加工ができるという特性もあり、フィルムやシートとして活用されています。
より「本らしい」仕上がりを求める方に最適
冊子の世界では、このPPの特性を生かし、紙の表面に貼り付けることによって光沢感や保存性を高める加工を施すことがあります。特に表紙に使用すると高級感が出ますので、より、本らしく仕上げるためにはおすすめの加工です。
御見積フォームの「片面PP加工」の項目の「あり」の方を選択していただくと、「PPクリア」と「PPマット」のどちらかを選択していただける項目が現れます。PP加工にはいくつかの種類がありますが、イシダ印刷では光沢感の出る「PPクリア」と、ツヤ消し効果のある「PPマット」の2種類からお選びいただけます。用途に合わせて選択してください。
より高級感のある冊子に仕上がるPP加工ですが、実は弱点があります。ひとつは「水に弱い」こと。耐水性を持たせるためにPP加工を行うことはおすすめできません。
また、PP加工は基本的には熱で圧着します。ユポなどの石油合成紙ではPP加工を行うことで紙がよれるなど、用紙そのものが変成してしまうことが避けられません。この点を考慮していただき、より有効にPP加工をご利用いただければ幸いです。
PP加工についてもっと知りたい方はぜひイシダ印刷にご相談ください。
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