前回は紙でつくられた付録の歴史のお話をしました。本もそうですが、単なる紙に印刷というマジックをかけるだけでさまざまな変化をとげます。紙も文字も物体としてはほとんど意味をなしませんが、それを読む人、見る人にとっては素晴らしい価値あるものになるのです。ですから、最初からプラスチックなどで形づくられているものより、一枚の紙から組み立てておもちゃをつくったり、お人形やシールができたり。紙って考えれば考えるほど夢があって無限の可能性を秘めているものだなと思うのは私だけでしょうか。

今回はそんな印刷マジックで気軽にできるオリジナルグッズをご提案します。どれほどパソコンやスマホが当たり前の世の中になったとはいえ、仕事や勉強、旅先や趣味にアナログのノートと鉛筆を使っている方は大変多いのではないかと思います。ブログやＳＮＳに日記を書いている方だって「データが消えたらどうしよう」という心配は常につきものですよね。

やはり大切な記録は紙のノートやメモに残したいもの。もちろん時間がたてば紙も劣化しますが、データのように一気に消えることはありません。なんといっても電源がなければ見ることができないデータと違い、いつどんな状況でも書き残したり見返したりできることは紙の大きなメリットといえるのではないでしょうか。

世界にひとつしかない五線ノートもつくれます

そこでおすすめしたいのが「オリジナルノート」の作成です。自分でつくったロゴやマーク、手書きのサインを入れてもいいですし、イラストが描ける方は似顔絵なんかでもおもしろいですね。オリジナルでつくるなんて大層な、と思われるかもしれませんが、案外安価にできるので驚かれる方も多いと思います。

なんといってもオリジナルノートの利点は「人にプレゼントできる」ことではないでしょうか。センスのよいデザインの表紙、中身は白紙のままでもいいですし、使いやすい罫線が入っていてもいいですね。音楽をされる方は五線譜が喜ばれるでしょう。既存の五線ノートでは音符が書きにくいという方はご自分で書きやすい五線の幅でつくられるのはいかがでしょう。贈られた方も売っているものより使いやすいとなれば話題となって人気商品に発展するかもしれません。

イシダ印刷ではA4とＢ5のオリジナルノートを1冊からお受けしています。こだわりの表紙、紙、デザインで自分だけのオリジナルノートをつくってみませんか。ご相談はいつでもお気軽にイシダ印刷までどうぞ。