校正のコツとポイントとは?
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
前回は本づくりに欠かせない「校正」についてお話しました。せっかくつくった本にもし間違いがひとつでもあったら・・・と思うとちょっとこわいですよね。
そこで、今回は皆さまが本づくりをするにあたってぜひ行っていただきたい「校正」の方法やコツ、ここは抑えておきたいというポイントについてお話したいと思います。
1 時間をあけて読み直すこと
自分で書いた文章を読み直すことはもちろんですが、できれば1日以上時間をおいてから読み直してみてください。書いている最中や書き終わった直後というのは自分の世界に浸っています。なかなか客観的になれないので、おかしな言い回しや間違いに気づきにくいものです。自分で読み直す場合は少し時間をおいてからにしてみましょう。
2 プリントアウトした原稿とのつき合わせ
校正刷りが手元にきたら、まずは最初に書いた原稿とひと文字ひと文字をつき合わせて確認しましょう。原稿はパソコンの画面で見るのではなく、必ずプリントアウトし、紙と紙を重ねるようにつき合わせするのがコツです。パソコンの画面はどうしても手元から離れてしまいますし、画面と紙との往復は集中しにくいものです。
3 表記を統一する
同じ言葉でも、文章の最初に出てきたものと後の方に出てきたもので違っていると本としての統一感がなくなってしまいます。
例えば「わたしは」「私は」「わたくしは」など、同じ自分を指す言葉の表記や表現が一冊を通して混在しないようにしましょう。
4 事実確認をする
いくら原稿どおりに刷り上がっているとしても、個人名や施設名、電話番号、住所、営業時間、メーカー名などはいま一度名刺やホームページなど元の情報と合っているかを確認しましょう。
5 声に出して読んでみる
文章を声に出して読んで確認しましょう。文字を目で追っているだけでは気づかないような読みにくさ、言い回しのくどさや句読点の位置などに気になる箇所が出てくるかもしれません。全体の文章の大きな流れやテンポよく読めるかどうかなど、文のリズムをつかむことができます。
6 他人に読んでもらう
知らない人のブログを読んでいると、文章には読みやすいもの、読みにくいものがあると気付きませんか? 言葉の使い方や文法の間違い、読みにくい漢字が多発しているなど、書いている本人では気づいていないことが大半です。特に、趣味や専門性が高い内容には、その世界がわかる人にしか理解できないような単語や言い回しが多用されている場合があります。自分の本なのですからそれでも良いのでしょうが、せっかく本づくりをするのであれば、多くの人に理解してもらえる方がいいとは思いませんか。他人に読んでもらうことで、自分では当たり前と思っていることを指摘してもらえるかもしれません。その場合はぜひ、誰もが理解できる言葉に置き換えて表現してみましょう。
イシダ印刷は皆さまが正確で読みやすい本づくりができるよう応援しております。冊子印刷のご質問はぜひ当社までお気軽にお寄せください。
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