つくり時はいつ?作成をはじめるタイミングを決める ― はじめての自分史 作り方ガイド(12)
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
自分史はいつのタイミングでつくったらいいのでしょうか。イメージ的には、人生の集大成を迎える年頃、例えば「還暦」「定年退職」「結婚30周年」などお祝い事や節目と呼ばれる時期が多いように感じます。
もちろん、ある程度人生を経験してきたからこそ書けるということはたくさんあるでしょう。人生をいったん整理して次世代にあたる子や孫、後輩や弟子、部下たちになにかを残したいという気持ちから制作にとりかかる方は多いかもしれません。
「人生の経験」はお金を出して買えるものではありませんから、経験を重ねたことで得られる教訓は貴重なものです。長い会社員生活の中での浮き沈み、初めて任された大きな仕事、失敗から立ち直った方法などなど。どんなに小さな経験も人生の先輩として年下の方たちへ残せることはたくさんあるでしょう。
人生の節目に立った時、大切な選択を迫られた時、自分ならどういう道を選ぶのか。きっと皆さまの経験がたくさんの人の役に立つ可能性はおおいにあります。役に立ててもらうためには、形にして残す必要があります。そのためにも自分史づくりは大きな意味があります。
若いからこそのバイタリティが味方に
しかし正直なところ、自分史を書くことはかなりの労力が必要です。ましてや還暦や喜寿、米寿などの人生の節目をその機会と捉えると、これまでの莫大な経験やたまりにたまった写真の量にしばし呆然とされるかもしれません。人間関係も、その時期によって懇意にする人たちは変化していきます。例えば人生約80年分をすべて一気に自分史に盛り込むことは、到底不可能であると言えるでしょう。
そこで私からの提案があります。これを読んでいる方の年代はさまざまだと思いますが、できるだけ早くから自分史制作を取り組んでいただきたいということです。
例えば成人式、大学卒業、結婚、子どもが生まれた時、子どもが結婚した時、退職の時などが主なきっかけになると思います。「成人式? たかが20歳じゃないか」と思われるかもしれません。しかし皆さまが10代の頃を思い出してみてください。青春時代の思い出は今でも鮮やかによみがえりませんか?
そう、学業に、人間関係にとあれほど思い悩み、考え抜いて行動した時期はそれ以降にはなかなか思い当たらないのではないでしょうか。「若気の至り」で失敗したことも多かったかもしれませんが、それも思い出してみれば甘酸っぱい大切な記憶です。
自分史は1巻、2巻・・・と続編を出してもいいのです。若くパワーのあるうちから写真とともにその時期にしか得られない考えや思いを文章や写真にして残し、冊子という形に残しておくことをおすすめします。
きっと、その後のあなたの人生にとって、大切な宝物となるでしょう。
善は急げ!
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>>次回は、自分を「図式化」してみよう ― はじめての自分史 作り方ガイド(13)
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