オフセット印刷と部数の関係
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「簡単見積もり」から、少部数のオフセット印刷で見積もりを出すと、合計金額の上に「オンデマンド印刷の方が◯◯円安いですよ」というメッセージが出ます。
(画像はオフセット印刷 30部 無線綴じ A4サイズ モノクロ本文32ページの場合。価格は変動します)
「オフセット印刷とは」で説明したとおり、オフセット印刷は一部刷るのにも版を製作するので、コピー機で一枚ペラリと出力するよりも格段に手間とコストがかかります。
しかし一度版を作ってしまえば何千枚、何万枚と刷ることができるので、部数が増えると一枚あたりのコストは低くなっていきます。サイズや紙の種類等にもよりますが、たいてい100部から200部の間で、オフセットとオンデマンドの価格が逆転します。
オフセット印刷はたくさん刷れば刷る程お得になるのです。
書店に並んでいる本を見ていると、同じようなページ数と仕様なのに随分価格が違うものがあります。一般的にベストセラーの小説や漫画は安価で、専門的な学術書は高額です。書籍の価格は印刷費以外にも様々な要素によって決定されますが、部数による印刷コストの違いは大きいでしょう。
コストの面を考えると、少部数ならオンデマンド印刷が適していますが、オフセット印刷にしかできないこともあります。
1・特色印刷
オフセット印刷は機械の中でインクを混ぜ合わせるのでは無く、四色の透明のインクを一色ずつ刷っていき、色セロハンを重ねるようにして色を再現していきます。ここに五番目の色を入れたり、四色のうちのいずれかを特色に置き換えて印刷することにより、通常の四色印刷では出来ない表現が可能になります。
例えば金色や銀色、蛍光色は四色インクでは表現できないので、印刷にプラスすると一気に豪華になって人目を引きます。また、表現できる範囲の色であっても、特色インクを使用すると均一で高級な印象になります。
2・特殊紙への印刷
オフセット印刷はゴム製の柔らかいローラーでインクを転写するので、凸凹した紙でも色抜けやズレが起こりません。マーメイドやレザックなど、ザラザラした質感のある紙に繊細なイラストを印刷しても美しく再現されます。
オンデマンド印刷の画質もほとんど見劣りしないレベルに達していますが、細い線や濃い色のベタ面などはオフセット印刷の方が美しく表現できます。少部数でも、品質にこだわる方はオフセット印刷を選択するのが良いでしょう。
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