地図や年表を見やすくする「片袖折り」 ~オプション加工について知ろう(2)~
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「御見積フォーム」の中の「オプション加工」についての続きです。
「扉」の次に出てくるのは「片袖折り(Z折り)」という項目です。もしかしたら聞きなれない名前かもしれません。今回は活用していただければ冊子づくりの幅が広がる、この「片袖折り」について解説しましょう。
「片袖折り」とは読んで字のごとく、片側を折り込む加工のことです。「片袖折り(Z折り)」の「Z折り」とは、折った部分が「Z」の文字のように見えるように折り込んだものをいいます。
あるページの長い部分を約3等分になるよう、一度谷折りし、さらにまた山折して少し開くと、紙がアルファベットの「Z」のように見えます。これが「片袖折り」と呼ばれる加工です。
イシダ印刷の場合はこのオプションを選択していただくと、さらに「モノクロ片面」「カラー片面」「モノクロ両面」「カラー両面」の4種類の中から選べるようになっています。この「片袖折り」は1冊の中で5枚まで挿入していただくことができますので、冊子としても本格的な仕様になるこの「片袖折り」をぜひご活用ください。
年表や地図を最大限に生かす「片袖折り」の魅力
ところで、「片袖折り」といって私がまず思い浮かべるのは、小・中学生の頃に使っていた歴史の教科書の一番最後のページに綴じ込まれていた「年表」です。折り込まれている年表を開くと「縄文時代」「弥生時代」…とズラーっと年代やできごとがびっしりと書き込まれています。
このように、冊子の中でも本文とはまた別の用途として使われる「年表」などは片袖折りの使われ方としてはポピュラーだと思います。何ページにもわたってしまう年表や表などはページを繰って読むには不便ですから、パッと全体を見渡すことができる片袖折りは最適な利用方法です。
また、観光ガイドブックなどの巻末に織り込まれている地図も、よくこの片袖折りが使われています。地図はできるだけ大きな範囲で見渡したいものですから、片袖折りを生かしていますね。同じように設計図や回路図、家系図などにも片袖折りがよく使われます。
片袖折りは、そのページだけを切り取って1枚の紙として持ち歩くこともできるという点でも有効です。大きな地図は、本の間に挟み込んでもよいのですが、その分費用も手間もかかってしまいます。片袖折りにしてページの一部として折り込めば、それほど費用が高くなることはありません。
両面カラー加工もできますので、自分史の中に「思い出写真館」として片袖折りを挟み、そこに写真を集めてみるのもよいですね。ページを広げて見られるので、より写真が見やすく、映えるのではないでしょうか。
より魅力的な「片袖折り」加工の活用について、ご質問やご相談はぜひイシダ印刷へお気軽にどうぞ!
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