色上質紙のススメ 1
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
・色上質とはどんな紙なのか
上質紙に色がついた「色上質」の歴史は古く、品質の安定した非常にポピュラーな紙です。上質紙と同じさらりとしたマットな質感で上品です。安価な紙なので、表紙を華やかにしたいけれど低コストに抑えたい、という時に大活躍します。
表面が平滑なので、オフセット印刷だけでなく、レーザープリンターにもインクジェットプリンターにも適応する有能な紙です。
カラーバリエーションは黄色系や緑系などの微妙な色合いのもので数種類、青からピンク、オレンジにかけての色も豊富で、全体的に優しい淡い色合いが特徴的です。色の名前も「藤」「浅葱」「若草」「さくら」など、イメージの膨らむような美しいネーミングが魅力的です。
冊子印刷だけでなく、封筒やカード、包装紙などにもよく使われています。学校の文集や、資料集などで手に取った事がある方も多いでしょう。問題集の解答用の小冊子、雑誌の付録、アンケート用紙、書籍の遊び紙(表紙と本文用紙の間に一枚挟まっている飾りの紙)など、あちこちで使用されている名脇役でもあります。
・色のついた紙に印刷する時の注意点
印刷用のインクは基本的に透明で、下の紙の色合いが透けます。「白インク」を使用した印刷方法もありますが、金や銀を使用した特殊印刷と同じでかなり高いコストがかかってしまいます。
たとえば濃い赤や紺色の紙だと、何を印刷しても暗い背景の中に暗い色が馴染んでしまってほとんど読めなくなってしまいますが、色上質のカラーバリエーションはどれも淡い色なので、文字や図を印刷してもきちんと読めるように計算されています。黒はもちろん、赤や青などの濃い色なら可読性を心配する必要はありません。ただ、下の図にあるように色の印象はかなり変わってしまいます。特に黄色はかなり紙の色に左右されて、水色の紙に印刷すれば緑色、ピンクの紙に印刷すればオレンジ色に見えてしまいます。そして補色の紫系の紙だと、かなり濁った茶色になってしまいます。黄色い印象の印刷物を作りたい時は「クリーム」や「レモン」を選択し、紙の色を活かしたデザインにするといいでしょう。
人の顔の色をきれいに見せたい時も、寒色は肌色が暗くなってしまうので、黄色~ピンク系の温かい色合いが適しています。
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